脚(あし)のしびれの原因 「絞扼性(こうやくせい)神経障害」とその画像

脚の絞扼性神経障害 足のしびれ

脊髄から分かれた末梢神経が手足のどこかで神経が絞扼(しめつけ・圧迫)を受けるとそこから先の神経が障害され痛みやしびれがでます。これを絞扼性神経障害(こうやくせいしんけいしょうがい)といいます。関節などの骨や筋肉・腱・靭帯などに囲まれた末梢神経が絞扼(しめつけ・圧迫)されることにより病気が起こりやすくなります。
絞扼性神経障害は手や腕に起こることが多く、胸郭出口症候群や肘部管症候群、手根管症候群などが代表的な病気になります。手のしびれはこれらの病気が原因であることが多く、全体の80%を占めるといわれてます。

手のしびれ

多くの手のしびれの原因 「絞扼性(こうやくせい)神経障害」とその画像

2019年4月3日

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脚の主な絞扼性神経障害

脚(あし)がしびれる原因は坐骨神経痛のように腰に原因があることが多くあります。しかし、それだけでなく脚にも末梢神経が絞扼(しめつけ・圧迫)を受けることによってしびれや痛みがでる絞扼性神経障害があります。そんな脚の絞扼性神経障害の主な病気についてまとめました。
足の絞扼性神経障害

1️⃣ 梨状筋症候群

腰痛の話になると必ず出てくるのが坐骨神経痛です。
坐骨神経とは脊髄から枝分かれする末梢神経の中でも太く長く、お尻から大腿部の後ろ側を通って足先までつながっている神経をいいます。その坐骨神経にそって起こる腰からお尻、足にかけてのしびれや痛みの総称を坐骨神経痛といいます。

腰痛

シニア世代の「腰痛・坐骨神経痛」とその画像のまとめ

2019年1月15日

スポーツが主な原因となってこの坐骨神経痛を引き起こす病気が梨状筋症候群(りじょうきんしょうこうぐん)であります。
梨状筋はお尻の深部にある洋梨の形をしたインナーマッスル(深層筋)で、股関節を外旋(外側にひねる)させる働きをする小さな筋肉です。 一見地味な筋肉ですが、股関節の動作を力強く支えている重要な筋肉になります。

梨状筋 周辺のイメージ像

梨状筋症候群
坐骨神経はこの梨状筋の下を通っており、梨状筋症候群とは、坐骨神経をはじめとする末梢神経が骨盤出口部でインナーマッスル(深層筋)の梨状筋により絞扼(圧迫)などを受けることで、しびれや痛みなどの神経障害をいいます。

梨状筋症候群とその画像の詳細は下記の関連記事をご覧ください。

坐骨神経痛

シニア世代のスポーツによって発症する坐骨神経痛 梨状筋症候群

2018年12月14日

2️⃣ 腓骨神経麻痺

絞扼性神経障害(こうやくせいしんけいしょうがい)の中で、膝から下の外側がしびれる場合は腓骨神経麻痺(ひこつしんけいまひ)かもしれません。

膝関節 総腓骨神経 周辺のイメージ像

脛骨神経障害
腓骨は膝関節を構成する骨の一つで、下腿外側の細い骨になります。その腓骨には腓骨骨頭といわれる骨のでっぱった部分があります。総腓骨神経は上図の赤丸内の腓骨骨頭部で膝の後ろ側から前側に回り込んできます。この部分の神経は皮ふと骨の間に緩衝材になる組織がないためと絞扼(圧迫)や損傷を受けやすく、簡単にしびれや痛みなどの神経障害を起こす事があります。この絞扼性神経障害を腓骨神経麻痺といいます。
病気が進むと足首と足指を背屈するように上げることができなくなり、足首以下が下に垂れて足が動かせなくなる下垂足(ドロップフット)になることがあります。

腓骨神経麻痺とその画像の詳細は下記の関連記事をご覧ください。

腓骨神経麻痺

膝から下の外側のしびれ 「腓骨神経麻痺」とその画像

2019年4月11日

3️⃣ 足根管症候群

足の内側のくるぶしの下に下図のように足関節の骨と屈筋支帯で構成されたトンネルがあります。このトンネルを足根管といい、ここを通過する足の裏を支配する神経の後脛骨神経絞扼(しめつけ・圧迫)を受けるとそこから先の神経が障害され痛みやしびれがでます。この絞扼性神経障害(こうやくせいしんけいしょうがい)を足根管症候群といいます。足根管症候群は足裏から足の指にかけてしびれて痛くなりますが、踵(かかと)とともに足の甲や足首にはしびれや痛みが起きない特徴があります。

足根管周辺のイメージ像

足根管足根管症候群とその画像の詳細は下記の関連記事をご覧ください。

足裏のしびれ

足裏から足指にかけてのしびれ 「足根管症候群」とその画像

2019年4月8日

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