手首・手関節の痛みとその画像のまとめ

手首痛 手首の痛み

手首・手関節は橈骨と尺骨からなる前腕と8つの手根骨からなり、たくさんの筋肉や腱が集まって構成されます。
その筋肉や腱を使って
•背屈や掌屈などの手首の曲げ伸ばし動作
•橈屈や尺屈などの手首を左右に動かす動作
•回内や回外などの手首を回す動作
など実に複雑で細かい動きをします。
そんな手首・手関節は使用頻度も高く、仕事をはじめとしてスポーツなどでも痛みが出やすい代表的な部位になります。また、日常生活でも思わず手をついたりしてケガをしやすい場所でもあります。

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代表的な手首の痛みとその画像を以下のようにまとめました。
手首のケガ

1️⃣「有鈎骨(ゆうこうこつ)」骨折

有鈎骨

手首のスポーツ外傷で起きやすいケガの一つに有鈎骨(ゆうこうこつ)骨折があります。有鈎骨は上図のように手首の内側(小指側)に位置する骨になります。この有鈎骨は手のひら側に有鈎骨鈎(ゆうこうこつこう)と呼ばれるツノのような突起が存在する特殊な骨で、この突起が急激な外力などで折れてしまうことがあります。これが有鈎骨骨折となります。野球のバッティングなどで骨折することがあります。それは野球のバッティングでバットのグリップにあたる部分が有鈎骨になり、多くの場合ファウルなど打ち損じた時にバットの負荷がもろにグリップにかかるため、有鈎骨が骨折しやすくなります。特にプロ野球では職業病と言われるくらい歴代のスラッガーがこの病気に苦しめられています。

有鈎骨骨折とその画像の詳細は下記の関連記事をご覧ください。

野球選手の手首のケガ 「有鈎骨(ゆうこうこつ)」骨折とその画像

2019年3月7日

2️⃣「舟状骨(しゅうじょうこつ)」骨折

舟状骨
スポーツで転倒時における手首のケガの代表が舟状骨骨折であります。舟状骨は8つある手根骨の1つで、もっとも重要なものの一つと言われてます。上図のように手首の外側(拇指側)にあり、橈骨と接しています。手をついた時に力が加わりやすく、骨折しやすい部位にあります。特に10代後半から20代の青年の方に好発するそうです。急性期の舟状骨折は手首の捻挫と症状が紛らわしいのですが、放置すると大変なことになるかもしれません。それは舟状骨に栄養を送る血流に関係して、骨がつきにくい骨折の代表といわれているからです。したがって、舟状骨は手根骨骨折の中で最も多く、そしてなにより最も治療が難しい骨折といわれてます。

舟状骨骨折とその画像の詳細は下記の関連記事をご覧ください。

手首の痛み

スポーツ選手の手首のケガ「舟状骨(しゅうじょうこつ)」骨折とその画像

2019年3月10日

3️⃣「橈骨遠位端(とうこつえんいたん)」骨折

橈骨遠位端
橈骨は前腕を構成している2本の骨のうちの拇指側の骨をいい、その手首近くの骨折を橈骨遠位端骨折といいます。転んで手をつくことにより強い痛みと急に手首が腫れてきたらこの骨折が疑われます。
骨折の中でも比較的多く見られる骨折です。スポーツや交通事故などにより強い外力が加わることにより若年齢層でも骨折しやすくなりますが、ほとんどの場合は骨粗鬆症(こつそしょうしょう)で骨がもろくなることが原因で骨折します。その多くは高齢の女性に多く、日常生活の中で転んで軽く手をついただけでも手関節(橈骨遠位端)を容易に骨折したりします。

橈骨遠位端骨折とその画像の詳細は下記の関連記事をご覧ください。

橈骨遠位端骨折

シニア世代 女性の手首の骨折「橈骨遠位端骨折」とその画像

2019年3月14日

4️⃣「キーンベック病」

月状骨
手首の病気といえば通常骨折を思い浮かべますが、骨壊死という病気もあります。
手首の手根骨の一つである月状骨は手根骨のほぼ真ん中に位置します。周りは軟骨に取り囲まれていて血行に乏しく、血行障害になりやすくて骨壊死を起こして、潰れて扁平化する病気をキーンベック病といいます。骨壊死とは病気や外傷で骨に栄養を運ぶ血液が断たれて血行不良になり骨組織が死んだ状態で、骨が衰えていきます。骨が腐った状態とは違います。キーンベック病はそのまま放置すると骨壊死などで骨の破壊が進行し、自然に治ることはありません。
大工さんや調理師さんなど手をよく使う仕事をしており、利き手側の手首に痛みがあって、手根骨の月状骨背側に圧痛(皮ふに圧を加えた時に感ずる痛み)がある場合はもしかしてキーンベック病かもしれません。

キーンベック病とその画像の詳細は下記の関連記事をご覧ください。

手関節痛

手をよく使う仕事の手首痛 「キーンベック病」とその画像

2019年3月17日

5️⃣「TFCC損傷」

TFCC
スポーツや交通事故などで手首をケガをした時、単純X線(レントゲン)撮影で骨に異常なしと診断されてただの捻挫と思ったにも関わらず、小指側の手関節痛がなかなか治らない場合は手首の尺骨側痛(小指側)の代表的なケガであるTFCC(triangular fibrocartilage complex)「三角線維軟骨複合体」の損傷が疑われます。TFCC損傷すると手首を小指側(尺骨側)に曲げると手首の小指側に痛みが生じるのが典型的な症状となります。
TFCCは橈骨と尺骨で構成されている前腕と手根骨の小指側の間にある三角形の組織になります。この組織は関節を安定させる働きがある靭帯や膝の衝撃を吸収させる働きがある半月板と同じく軟部組織になります。TFCCは手首の動きを安定させるスタビライザーや手首のの衝撃を吸収するクッションの働きをします。そんなTFCC損傷は手を酷使する野球やテニスなどに多い手首のスポーツ障害なります。

TFCCとその画像の詳細は下記の関連記事をご覧ください。

ドアノブを回す

手関節 小指側の痛みの原因 「 TFCC損傷」とその画像

2019年3月19日

6️⃣ 「ガングリオン」

ガングリオン
若い女性の手関節の周囲によくできる腫瘤にガングリオンと呼ばれるものがあります。豆粒大の小さいものから、大きいものではピンポン球くらいになるものまであります。ガングリオンは内容物がゼリー状で関節包(かんせつほう)や腱鞘(けんしょう)に発生し、手首や膝、足関節にできる比較的頻度の高い腫瘤になります。もっともできやすいのが手首の背側(甲側)になります。
ガングリオンは皮膚の表面が円形に盛り上がっており、表面から押すとゴムのような弾力があるもの多くあります。通常無症状ですが、ガングリオンが神経や血管を圧迫する場所にできると痛みやしびれが出る場合があります。

ガンクリオンの画像とその詳細は下記の関連記事をご覧ください。

ガングリオン

若い女性の手首にできやすいシコリ 「ガングリオン」とその画像

2019年3月25日

7️⃣ 「手根管症候群」

手根管
手根管症候群は頸椎の障害によるものと並んで多い手のしびれの病気です。
手根管は手関節の8つの手根骨横手根骨靭帯によって形成された長さ2cmほどのトンネルです。このトンネルの中を手の感覚と親指の筋肉をコントロールする正中神経と9本の筋肉の力を指に伝え指を曲げる働きをする指屈筋腱が通過します。何らかの原因で内圧が高くなり手根管内の正中神経が圧迫されて親指の手のひら側、人差し指、中指、そして薬指の中指側半分に生じる手や指の痛みやしびれを引き起こす病気を手根管症候群といいます。特にシニア世代の女性に多く発病する傾向にあります。

手根管症候群とその画像の詳細は下記の関連記事をご覧ください。

手のしびれ

女性の手のしびれで一番多い「手根管症候群」とその画像

2019年3月27日

 

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