肘関節は肩から肘までの上腕骨と肘から手首までの橈骨、尺骨から構成されています。この3本の骨が関節をつくり、曲げたり伸ばしたりする屈伸運動や回旋運動などの複雑な動きができるようになっています。肘関節は靭帯、筋肉などで安定しています。また関節面は関節が受ける衝撃を吸収したり、骨と骨の直接の摩擦を防ぐ働きがある関節軟骨で覆われています。
肘関節はとても複雑な関節ゆえに加齢やスポーツ、日常生活など様々な原因で痛みます。痛む箇所も様々です。したがって、その肘の痛みを治すためにには画像診断がとても大切になります。
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「肘の痛みとその画像」の記事を以下のようにまとめてます。
目次
内側型の「野球肘」内側側副靱帯損傷
通称野球肘は野球の繰り返す投球動作により肘を痛めるスポーツ障害の総称だそうです。その野球肘には主に内側型野球肘と外側野球肘の2種類ありますが、今回エンゼルスの大谷選手は骨と骨をつなぐ内側側副靭帯を損傷した内側型野球肘でした。
外側型の「野球肘」離断性骨軟骨炎
野球肘は野球の繰り返す投球動作により肘を痛めるスポーツ障害の総称で、靭帯や軟骨損傷、離断性骨軟骨炎など複数の病名を包括した病態のことをいいます。障害の部位から内側型の内側側副靱帯損傷によるものと、外側型の離断性骨軟骨炎によるものが主な野球肘の原因になります。
肘の外側の痛み 「テニス肘」 上腕骨外側上顆炎
肘の外側の痛みである「テニス肘」 上腕骨外側上顆炎はテニスなどのスポーツで短橈側手根伸筋腱付着部のストレスが大きくなったため起こるといわれます。しかし、この痛みは日常生活での動作でも起こる方が多くいます。特にシニア世代の女性に多く発病します。
肘の内側の痛み 「ゴルフ肘」上腕骨内側上顆炎
ゴルフプレイヤーがダフって土をたたくことによって発病することが多いためゴルフ肘といわれる上腕骨内側上顆炎は、肘の内側が痛くなります。手首を手のひら側に曲げる働きがある肘の内側(小指側)の筋肉を痛めることにより起こる病気になります。
変形性肘関節症
変形性肘関節症はスポーツや仕事で肘を酷使し続けた結果、関節軟骨がすり減ったことが起因して関節の狭小化や骨棘を形成して肘の痛みや関節の可動制限を起こします。病気が進行すると遊離体が関節内で浮遊し、関節の隙間にハマるロッキングを起こします。
肘部管症候群
肘部管症候群は肘部管を走行する尺骨神経が外部圧迫などで障害され薬指の一部と小指がしびれて感覚が鈍くなる病気です。そうなると手指の動きが鈍くなり、箸などが使いづらくなります。手根管症候群や頸椎の障害によるものと並んで多い手のしびれの病気です。
首や肩に「こりや痛み」をおこす病気とその画像のまとめについても記事を書いてます。
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