肘の内側の痛み 「ゴルフ肘」上腕骨内側上顆炎とその画像

ゴルフ 肘痛

スポーツが原因で起こる肘の障害で有名なのが「野球肘」や「テニス肘」がありますが、みなさんは「ゴルフ肘」って知ってますか?テニス肘と同じく主に手首の使いすぎで、ゴルフプレイヤーがダフって土をたたくことによって発病することが多いためゴルフ肘といわれます。テニスのフォアハンドのような動作でも起こりますし、野球選手もボールの投げすぎで多く発病します。医学的には「上腕骨内側上顆炎」という病気になります。

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肘の外側の痛み

肘の内側と外側には手首を曲げる筋肉が付着してます。そのうち、親指側つまり外側には下図のように手首をそらす筋肉がついてます。加齢により痛んで劣化した肘の外側の筋肉を使いすぎた結果、肘の外側が痛くなる病気を上腕骨外側上顆炎といいます。「テニス肘」といったほうがわかりやすいかもしれません。手首

肘痛

テニス

肘の外側の痛み 「テニス肘」 上腕骨外側上顆炎とその画像

2019年2月8日

肘の内側の痛み

それに対して小指側の内側の筋肉で手首を手のひら側に曲げる働きがあります。肘の内側(小指側)の筋肉を痛めるのを上腕骨内側上顆炎、通称「ゴルフ肘」といい、肘の内側が痛くなります。
手首

肘痛

ゴルフだけでなくいろいろなスポーツで手首を使い過ぎて、これらの筋肉を痛めることにより起こります。スポーツ以外でも過度に手首を使う動作で起こることがあります。

肘の内側が痛くなるゴルフ肘の発生頻度は肘の外側が痛くなるテニス肘より少ないといわれてます。それは手首をそらす筋肉は手首を内側に曲げる筋肉に比べてストレスに対する耐性が低いため上腕骨外側上顆炎テニス肘の方が発症しやすくなります。

原因

上腕骨内側上顆炎は手首の過度な使い過ぎにより橈側手根屈筋、尺側手根屈筋、長掌筋、円回内筋などの筋肉が、上腕骨内側上顆付着部(赤丸)で炎症が起こしこの病気になります。最も傷みやすいのが橈側手根屈筋といわれてます。

上腕骨内側上顆に付着する筋肉 イメージ像

肘筋肉

症状

物を持ち上げたり、手首を手のひら側に力を入れて曲げる時に肘の内側が痛くなります。
ゴルフ時の痛みは肘の内側だけでなく、外側も生じる場合があり、クラブをスイングする時に痛みが走ります。症状が進むと肘を動かしただけで痛むことがあります。

日常生活の中ではぞうきんを絞るような動作やドアノブを回す動作で肘の内側に痛みが出たりします。
雑巾絞り

画像検査

単純X線(レントゲン)撮影

肘の痛みで病院や診療所を受診するとまず単純X線(レントゲン)撮影をします。単純X線(レントゲン)撮影では筋肉や腱などは直接描出できませんが、骨折を含めた肘関節の全体の状態を確認します。基本的に正面と側面の2方向を撮影します。

肘関節 正面 イメージ像

肘

肘関節 側面 イメージ像

肘関節

 

MRI検査

上腕骨内側上顆炎はMRI検査で上腕骨内側上顆に付着する筋肉に異常信号が認められる場合があります。

MRI検査のT2強調像やT2*強調画像では通常靭帯や腱などは低信号(黒く写る)に描出されます。断裂や損傷、炎症などがある場合はその部位が高信号(白く写る)に描出されます。
したがって炎症等がある場合、多くはT2強調像やT2*強調画像で高信号(白く写る)に描出されます。

肘MRI

T2*強調画像 冠状断  上腕骨内側上顆炎 イメージ像

右肘内側の屈筋群付着部に炎症と思われる高信号(白い部分)を認めます。

肘MRI

まとめ

肘の内側の痛み上腕骨内側上顆炎「ゴルフ肘」は、野球やゴルフなどのスポーツが原因で発病することが多いのですが、仕事や日常生活でも手首を酷使している場合は発病することがあります。肘の内側の痛みがなかなか取れない方は一度専門医への受診をオススメします。

肘痛

「肘の痛み」とその画像のまとめ

2019年2月19日

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