運動をする目的は色々あります。多くの方の悩みが、運動を行ってもなかなか結果に結びつかない、一生懸命に運動しても体重が落ちない、体力レベルが上がらないなど様々です。その方々の共通点は運動量や運動強度に客観的な指標が用いられていないということです。
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目次
運動の原理原則
運動を自己流に闇雲にただやれば良いというものでなく、実は運動には基本的な原理原則があるんです。それは過負荷の原則(オーバーロードの原則)というものです。これは運動を行う場合はある程度の負荷で運動しないと運動の効果は表れにくいということで、日常生活で発揮されている強さ以上でないと運動の効果が薄くなるという事です。したがってシニア世代の方がただ漠然と運動をしても効率的な運動ができていない可能性が高いということです。
効率的なトレーニングを行うには自分の実力を数字化し、運動強度を測って科学的にトレーニングして少しずつ成長していくことが結局大きく成長することにつながります。
運動強度メッツ(METs)を使った運動のススメ
運動習慣がない方が自分の感覚だけで闇雲に運動を行ってもただ苦しいうえに、オーバーペースで膝や足首を痛めたり、腰痛を発症させたりして早々に音を上げるのがオチです。そんな時運動や身体活動の強度を表すメッツ(METs)という単位を使うと「運動の物差し」となり、効率的な運動に取り組むことができます。
運動強度を測る
運動の基本原則は過負荷の原則(オーバーロードの法則)であります。そのためには適度の負荷の設定が必要となってきます。その運動の負荷を測るスケールは数多く存在しますが、手軽に運動強度を測るスケールとして、自覚的運動強度(RPE)のボルグスケールと心拍計を用いた方法があります。
運動強度と乳酸の関係
運動の途中にLTと呼ばれる乳酸が急にたまるポイントがあります。このポイントは乳酸性作業閾値と呼ばれます。運動強度がLTを超えると乳酸が急激に増えるのは、人体が動くために必要なエネルギーを生産する重要な存在であるミトコンドリアが乳酸を分解する余裕がなくなってきているためです。
心拍計を使ったスロージョギング
運動は一人一人に適した運動強度で行うのが大切です。体づくりの運動は速く走るのが目的でなく、運動時間が大切です。そこでおススメするのがスロージョギングです。スロージョギングとは文字の通り、ゆっくり走ることです。
運動強度を測って心拍トレーニング
運動時、心拍数を用いて運動強度を表すことが出来ます。では、今まで運動習慣がないシニア世代が「体づくりのための運動」のためにはどのくらいの心拍数で運動すれば良いのでしょうか?その指標となる心拍数を目標心拍数といいます。
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