脳卒中はガン、心臓疾患とならんで日本人の3大死亡原因になります。では脳卒中とはどのような病気なのでしょうか?
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脳卒中とは
脳卒中とは脳の血管がつまったり、破れたりして脳に血液が届かなくなる血液循環障害による症状のことをいいます。原因は脳血管が詰まる「脳梗塞」と一時的に脳梗塞の症状が出る一過性脳虚血発作(TIAといいます)、脳血管が破れる「脳出血」と脳血管のコブが破れる「クモ膜下出血」の4種類に分類されます。
そんな脳卒中とその画像の記事を以下のようにまとめました。
脳卒中の分類
クモ膜下出血
一度発病すると命の危険が高いクモ膜下出血は、90%近くが脳動脈瘤の破裂が原因となります。多くの場合頭部単純CTで診断がつきます。出血が認められたら、頭部CTアンギオ(CTA)やMRA、血管撮影(アンギオ)などの脳動脈瘤を検索する検査を行います。
脳出血
脳出血は脳血管が破れて脳内に出血して、血腫という血の塊が脳細胞にダメージを与えます。その脳出血にはCT検査が発症直後から診断が可能で、とても有用性が高い検査となってます。脳出血の治療指針の決定に頭部CT検査は重要な役割を果たしております。
脳梗塞
脳梗塞は脳血管が詰まって詰まった先に血液が行かなくなり、脳組織が決定的なダメージを受けると修復は不可能になります。しかし、発症して間もない急性期に治療を始めて血液を送り込めば回復する可能性があり、後遺症が残っても軽く済む場合があります。そのため、急性期での画像診断はとても大切になります。
一過性脳虚血発作(TIA)
一過性脳虚血発作は脳組織にダメージが残る前に回復しますが、ある一定期間をおいて「本当の脳梗塞」が発病することがあります。一過性脳虚血発作発症は「本当の脳梗塞」の警告、いわばイエローカードです。速やかに治療を行えば、「本当の脳梗塞」の発症の危険性をグンと下げることができます。
脳卒中から命を守る合言葉 FAST!
脳卒中は顔(face)、腕(arm)、言葉(speech)に特徴的な異常の症状がでます。これらの頭文字をとってFASTといいます。脳卒中の症状が出たならFASTに心がけ、おかしいと思ったら迷わず救急車を呼ぶ必要があります。それが命を守るためにも重要です。
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