役職定年について考える

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僕は「診療放射線技師」として約36年病院に勤めてきました。放射線技師とも呼ばれ、患者さんにはレントゲン技師とか呼ばれることもあります。診療放射線技師は、医師や歯科医師の指示のもと、人体にX線を用いた画像検査や高エネルギーな放射線を照射して治療することを主に行ってます。病院や診療所などでレントゲンやCTなどの撮影をしている技師さんといった方がわかりやすいと思います。
最終的には一応管理職の肩書きである放射線技師長で、2018年3月に役職定年を迎えることになりました。

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ところで役職定年とは…

役職定年、役職(やくてい)と言った方が一般的かもしれません。通常の定年とは違い一定の年齢になると、能力にかかわらず、自動的に管理職の職務を解かれる―これが役職定年です。一言で言いますと、ある年齢に達したら強制的にヒラにに降ろされてしまうのが「役職定年制度」になります。体良く言えばマネージャーあるいはプレーイングマネージャーからプレイヤーになるということです。

57歳と58歳で能力が急に落ちるわけではないのに、役職定年の年齢になったら給料が激減してしまう、なんとも残酷なシステムであります。ただ、経団連の調査では 約5割の企業が導入しており、導入目的は組織の新陳代謝と人件費の節約にあると言われております。

役職定年後にとるべき道は…

定年は「高年齢者等のl雇用の安定等に関する法律(昭和46年5月25日法律第68号 最終改正:平成28年5月20日法律第47号)によって、●定年退職制度を導入する際に、定年の設定を「60歳より下に設定できない」と定められています。しかし、現実は役職定年者が役職定年時に選ぶ道は原則下記の2つしかありません。

ヒラに降格され、昨日まで部下だった上司の下で頑張る

役職定年は年齢差別だったりするわけですが、、ポストの数は限られており、同じ人がずっとその地位に居続けると下の人が昇進できなくなってしまい、組織の硬直化が進みます。したがってそこは割り切るしかありません。役職定年になったら収入は大幅に減りますので、モチベーションが保てないのも事実です。だからといって多くの会社では生活ができないくらいの減少ではないと思います。減ったといえ、その給料をこれから他組織で稼ぐのとても大変です。諸般の事情でまだお金が必要な家庭もあると思います。また、特にやることがなかったらそのままその組織に残るのも良いと思います。その場合はじっと我慢する覚悟が必要です。中途半端の気持ちで残ったら結局1、2年で退職する人の多いことも事実です。

退職する(早期退職制度)

僕が管理職になった際に色々事情があって前技師長がヒラで残り、とてもやりにくかったです。結果的に追い出すような形になり、今思えば先輩に申し訳なかった思いがあります。そう考えればかつての年上の部下にした仕打ちがそのまま自分に返ってくる可能性もあり、今となっては両方の気持ちがよくわかります。悩んだ末に本当の定年である60歳前に放射線技師長という管理ポストを卒業し、第2の人生セカンドキャリアに挑戦することにしました。

若い人にはない豊富な経験と技術をもっと生かす場所があれば社会も変わると思いますが、今の日本はシニア世代が活躍するところがまだまだ整備されていません。実にもったいない話であります。

残りの人生も頑張っていきたい…

人生90年の時代、残り30年の人生を豊かに生きるため積極的にセカンドキャリアに挑戦していきたいと思います。

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